ユタ州拠点の精密発酵スタートアップであるMelazymeは、同社によると、5月14日にシードラウンドでUS$2百万を調達した。このラウンドはSeaX Venturesが主導し、Stellaris Venture PartnersおよびPlug and Play Venturesも参加して、同社のプラットフォーム開発、製造スケールの拡大、ならびに初期の商業展開を支援した。
Melazymeは2025年に、元Perfect Day幹部のPerumal GandhiとBonney Oommenによって設立された。同社は、brazzeinやメラニンを含む、発酵由来の特殊タンパク質の開発に取り組んでいる。
Melazymeは現在、商業パートナーとともにbrazzeinに取り組んでいる。同社は、メラニンがUV保護や色素沈着に用い得る化粧品領域を、当面の販売活動の重点分野としている。化粧品のほかにも、メラニンの用途として、コーティング、ろ過、環境修復、金属回収での潜在的な活用を同社は見出している。
出典に引用された市場データによれば、世界のメラニン消費量は2024年におよそ14,200メートルトンに達し、2025年の市場規模はUS$19.99百万と評価されている。この精密発酵のアプローチは、記録された供給上の課題に対処するものだ。すなわち、2024年にはメラニン抽出施設の約32%が、微生物バイオマスまたは真菌株の不足に直面していた。
合成メラニンの生産は需要に応える形で成長し、2024年の世界生産量の推定40%を占めている。組換え微生物システム—目的の化合物を生産するために遺伝子改変された微生物—に関する研究では、最大収率が7.57 g/Lであることが示されている。
化粧品のほかにも、メラニンは電子機器や生物医学デバイスで試験されている。科学文献では、メラニンが幅広いスペクトルの放射線を吸収できることが記録されている。研究者は、メラニンを環境修復用途で検討しており、そこで重金属を結合できるほか、光を音波に変換して画像を作り出すフォトアコースティック・イメージングの造影剤のような医療用途での活用も探っている。
Melazymeのような精密発酵企業が生産をうまく拡大できれば、メラニンは不足しがちな特殊化学品から、バイオエコノミー(生物由来の材料とプロセスを中心に構築される経済)にとって、より広く利用可能な土台となる部材へと移行し得る。
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