トランプ政権の純関税収入は、6月に2か月連続でマイナスとなった。13日(現地時間)に公表された米財務省の歳入・歳出報告書によると、純関税収入(総関税から還付金を差し引いて算出)は、先月およそ-256億ドルで、前月の-4200万ドルから大幅に拡大した。マイナス傾向の要因は、米連邦最高裁が違法と判断した相互関税に関する還付が継続していることにある。米税関・国境警備局(CBP)は4月20日から還付システムを運用している。
6月の関税徴収は還付の支出に届かず
6月、米国は関税として226.28億ドルを回収した一方で、還付として491.83億ドルを支出し、大幅なマイナスの純額となった。還付額は、5月の219.72億ドルと比べて大きく増加した。還付の総見込み額は約1660億ドルと、財務省データが示している。
データ出所:米財務省
米国の純関税収入は4月までは200億ドルを十分に上回っていたが、5月以降は還付の影響が数値に完全に反映される形で急速にマイナスに転じた。
6月の財政赤字は120.3億ドルに到達
6月の歳入・歳出の総合バランスは、約1203億ドルの赤字となった。2026年度の開始から9か月間の累計財政赤字は1.3665兆ドルに達しており、前年同期間と比べて2%強の増加を示している。
データ出所:米財務省
CBPの還付システムは4月20日から稼働
米税関・国境警備局(CBP)は、最高裁の判断に従い相互関税の収入を返還するため、4月20日から還付システムを運用し始めた。このシステムは、裁判所が違法に回収されたと判断した関税に対する還付を処理する。
よくある質問
なぜ米国の関税収入は5月と6月にマイナスになったのですか?
米連邦最高裁は相互関税が違法であると判断し、政府に対して既に回収した金額を返還することを求めた。CBPは4月20日に還付システムを立ち上げ、5月(還付219.72億ドル)と6月(還付491.83億ドル)のいずれも、還付の支出が新たな関税の回収を上回った。その結果、純関税収入はマイナスとなった。
2026年度における米国の財政赤字はどれくらい増加しましたか?
2026年度の開始から9か月間における累計財政赤字は1.3665兆ドルに達し、前年同じ9か月期間と比べて2%強の増加を示している。6月単独では、約1203億ドルの赤字だった。