欧州の天然ガス先物は今週、1メガワット時当たり€48.2まで急騰し、9%超上昇した。供給の長期にわたる途絶に対する市場の懸念が強まったためだ。この急騰は、ホルムズ海峡をめぐる米国とイランの対立が続いていることに起因する。同海峡は重要なエネルギーの通過ルートである。世界の液化天然ガス供給の約5分の1が、2月下旬に紛争が拡大して以来、支障を来している。イランは、約30隻の船が海峡を無事に通過したと報告したが、平和提案の草案をめぐる米国とイランの交渉は未解決のままであり、地域の緊張は高い状態が続いている。供給の圧力は一段と強まっており、ガス輸送をめぐる世界的な競争が激化しているほか、とりわけ冬の在庫補充に関して、ヨーロッパ全体で懸念が広がっている。
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