Blockchain.com、ウォール街での上場デビューに向けて前進
Blockchain.comは、米国での新規株式公開(IPO)に向けて機密扱いで申請を行った。これは、上場を目指す暗号資産企業にとって新たな勢いが生まれていることを示す。
ロンドン拠点の暗号資産ブローカー兼ウォレット提供会社は、米国証券取引委員会(SEC)への提出を確認した。ただし、売却予定の株数や目標とする評価額は明らかにしていない。
機密のIPO申請により、企業は完全な財務情報を公開する前に、SECの審査プロセスを開始できる。したがって、Blockchain.comは正式なロードショーの前に市場環境を試すことができる。
暗号資産のIPO市場に新たな息吹
この申請は、デジタル資産分野に自信が戻ってきているタイミングで出てきた。2022年の暗号資産市場のクラッシュ後、多くの暗号資産企業は上場計画を延期または撤回した。だが、ビットコインの活動が強まり、機関投資家の関心が高まったことで、見通しが改善している。
CircleやBullishなど、暗号資産関連企業が最近、公開市場へと動いている。この流れは、投資家が再び規制のある暗号資産ビジネスを支える可能性を示唆している。
リバウンドの主な理由は以下の通り:
- 暗号資産への需要の強まり
- ビットコイン取引活動の増加
- 機関投資家からの関心の高まり
- デジタル資産企業を取り巻く市場環境の改善
Blockchain.com、公開市場に向けて準備
2011年に設立されたBlockchain.comは、暗号資産ウォレットと取引分野で最もよく知られた名前の一つになった。同社はウォレットのサービス、取引所向けの商品、機関投資家向けの取引、カストディ(保管)、貸付ソリューションを提供している。
前回の強気相場の間、報道ではBlockchain.comの企業価値が最大で140億ドルと評価されていた。しかし、その後の市場圧力により、その数字は下がった。2023年の資金調達ラウンドでは、企業価値がおよそ70億ドルに近いと報じられている。
同社は、Goldman SachsやPoint72を含む大手金融企業から上級幹部を採用している。こうした動きは、Blockchain.comが上場企業としての責任に備えていることを示している。
それでもリスクは残る。暗号資産の価格は大きく振れ得て、規制当局も業界を引き続き厳しく注視している。それでもなお、Blockchain.comのIPOは投資家の需要に対する大きな試金石になる可能性がある。好調なデビューとなれば、より多くの暗号資産企業が後に続くかもしれない。