KB証券およびサムスン証券によると、上位5大ハイパースケーラー(Alphabet、Microsoft、Amazon、Meta、Oracle)は2026年に人工知能(AI)の設備投資(CAPEX)として7,251億ドルを支出する見通しであり、2023年の1,481億ドルから4.9倍に増加します。この急増は、推論需要の拡大と、生成AIの導入競争に伴うメモリコストの上昇を反映しています。一方で、企業が拡大資金として社債の発行にますます依存するようになる中、2026年7月時点の社債発行総額は1,941億ドルに達し、2025年の1,084億ドルから増加しているため、特にOracleを中心に信用リスクへの懸念が浮上しています。
証券アナリストは、Oracleを除けばハイパースケーラーは強固な財務状態を維持していると指摘しています。サムスン証券の試算では、信用圧力が顕在化するまでの財務的な「資金繰りの猶予(financial runway)」は、Microsoftが4.0年で、次いでAlphabet(4.9年)、Meta(3.9年)、Amazon(3.1年)となります。これは、現時点のEBITDA対負債比率と負債発行率に基づくものです。アナリストは、AI関連のCAPEX成長は2027年から鈍化し始めると予測しています。これまでの投資が収益創出へ移行することで、資本支出の負担が軽減されるためです。