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内モンゴル自治区のエジナ旗のゴビ砂漠の奥深くで、43年眠り続けていた河床が今再び水音を響かせている。濁った黄土色の川の水は、上流の祁連山の融けた雪の香りを帯びながら、一路北へと奔流する。この川こそ黒河で、中国第2位の内陸河である。
黒河は青海省の祁連山に源を発し、全長はおよそ千キロメートル。南から北へと甘粛省の河西回廊を横断し、最終的に内モンゴル自治区エジナ旗の居延海へ注ぐ。中国の内陸河のランキングでは、黒河の長さは新疆のタリム川に次ぐ。
歴史上、居延海の面積が最大だったときは2,000平方キロメートルを超え、湖畔にはトゥラン(ヤナギバヒメヤマナラシ)が繁茂し、水草が豊かで、丝绸之路北线の重要な補給拠点だった。西漢の時代には、ここは中原からモンゴル北部へ通じる交通の要衝でもあった。
20世紀50年代、黒河の下流部では年に断流が約100日あったが、90年代末にはこの数字が200日以上へと増えていた。1961年、西側の居延海が完全に干上がった。1992