米財務省は5月27日(現地時間)に2年債および5年債の入札を実施し、その結果、需要の様子が分かれることを示した。2年債の入札額は690億ドルで強い需要があり、応札倍率(ビッド・トゥ・カバー)は2.66倍、利回りは4.315%だった。一方、5年債の入札額は700億ドルで需要は弱く、ビッド・トゥ・カバーは2.28倍、利回りは4.408%となった。入札スケジュールは、5月28〜29日に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)会合に対応するため、通常の火曜〜木曜形式から調整された。
2年国債入札、利回り4.315%で強い需要
米財務省によると、米国財務省は、新規2年国債690億ドルの午前入札を利回り4.315%で決着させた。これは、前月の4.189%から12.6ベーシス・ポイント上昇しており、2024年12月以来の最高利回りとなる。
応札倍率は、前回入札の2.64倍から2.66倍へ上昇し、6カ月平均の2.63倍を上回った。入札利回りは当初取引(ウィズ・インハンド)の利回りを0.5ベーシス・ポイント下回っており、需要が市場の見通しを上回ったことを示している。
海外投資家による需要を反映する間接入札者は配分の56.6%を占め、前月から1.1ポイント増加した。直接入札者は34.1%で、0.2ポイント低下。未買い残のうちプライマリー・ディーラーが引き受けたのは9.4%で、前回の10.2%から低下した。
5年国債入札、利回り4.408%で需要が弱い記録
新規5年国債700億ドルの午後入札は、利回り4.408%で終了した。この利回りは前月の4.220%より20.8ベーシス・ポイント高く、2024年12月以来の高水準を示している。
入札利回りは当初取引レートを0.9ベーシス・ポイント上回り、2年債入札とは逆のパターンとなった。応札倍率は前回入札の2.35倍から2.28倍へ低下し、6カ月平均の2.33倍を下回った。
間接入札者は配分の59.2%を獲得し、前月から2.4ポイント低下した。直接入札者は取り分を27.1%に増やし、1.7ポイント増加。プライマリー・ディーラーは出回り(オファー)の13.6%を吸収し、0.6ポイント増加した。
7年国債入札は翌午後に予定
財務省は、翌午後に440億ドルの7年債入札を予定している。通常は火曜〜木曜の入札スケジュールだが、今週は5月28〜29日に行われるFOMC会合のため、月曜2回・火曜1回の形式に変更された。
FAQ
5月27日に実施された米財務省の国債入札の結果は?
米財務省は5月27日(現地時間)に2回の国債入札を実施した。2年債の入札額690億ドルは利回り4.315%、応札倍率2.66倍で決着し、強い需要を示した。5年債の入札額700億ドルは利回り4.408%で決着したが、応札倍率は2.28倍と弱かった。
なぜ2年および5年の国債入札では異なる需要パターンが見られたのか?
2年債の入札では、応札倍率2.66倍で、前月および6カ月平均のいずれも上回り、当初取引の利回りを0.5ベーシス・ポイント下回る形で決着した。5年債の入札では、応札倍率2.28倍が前月および6カ月平均の両方を下回り、当初取引の利回りを0.9ベーシス・ポイント上回る形で決着したため、需要は弱かった。
FOMC会合は財務省の入札スケジュールにどう影響したのか?
財務省は、5月28〜29日に予定されている連邦公開市場委員会の会合(FOMC)に対応するため、通常の火曜〜木曜の入札スケジュールを月曜2回・火曜1回の形式に調整した。440億ドルの7年債入札は翌午後に予定されている。