SpaceXの株価は、5月16日に初めてIPO価格を下回り、$131.11で引け(3.08%安)となりました。連続5日間の下落の後です。5月17日には、株は$127.54で寄り付き、前日から2.72%下落しました。下落の背景には、投資家の利益確定、負債で賄うAI投資に対する懸念、そしてテック株に影響し得る米連邦準備制度(FRB)の利上げ観測がありました。SpaceXは4月12日に史上最大規模のIPOで$86 billionを調達し、初日の取引で19%急騰したものの、その後は4月16日の日中最高値$225.64から約43%下落しました。
SpaceXの株価は1か月でピークから43%下落
SpaceXの株価は5月16日に$131.11で終値となり、上場以来初めてIPO価格$135を下回りました。5月17日には$127.54で寄り付き、前日から2.72%の下落を示しました。4月16日には日中高値$225.64に達しましたが、その後の1か月で約43%下落しました。SpaceXは4月12日のIPOを通じて$86 billionを調達しており、これは史上最大の企業IPOです。初日の取引では、IPO価格を19%上回って急騰しました。
市場アナリストは下落の要因を、投資家の利益確定、負債で資金調達する人工知能(AI)投資への懸念、そして米連邦準備制度の利上げ観測がテクノロジー株に与える影響など複数の要因にあるとしています。SpaceXは2023年に49.37億ドルの純損失を計上し、株式のバリュエーションへの懸念が高まりました。5月16日には、同社の第13回Starshipテスト飛行が発射直前に延期され、開発スケジュールへの懸念から時間外取引で株価が3%下落しました。中国の競合であるCASCは海上でロケットの回収に成功し、SpaceXとの差を縮めるとともに、投資家のセンチメントをさらに鈍らせました。
時価総額は1兆ドル超減少
SpaceXの時価総額はピーク時に2.6555兆ドルに達し、AmazonやMicrosoftを上回って、時価総額ベースで世界第4位の企業になりました。5月17日時点では時価総額は1.6278兆ドルとなっており、1か月で1.0277兆ドルの減少を示しています。直近の急落にもかかわらず、SpaceXの時価総額は2023年の売上高(18.674 billionドル)の92倍のままです。
8月に予定されたQ2決算とロックアップ解除
SpaceXのQ2決算発表は8月の第1週に予定されています。現時点では、機関投資家が保有するロックアップ制限により、SpaceX株のうち流通しているのは4.9%のみです。Q2決算発表の2取引日後から、ロックアップ対象の株式のうち最大20%が解除されます。これらの株が市場に出回れば、追加の株価下落が起こる可能性があります。
投資家は、決算発表の中でSpaceXの財務の健全性、将来の収益創出計画、そして宇宙開発のロードマップに注目すると見られます。iM Securitiesの研究者であるPark Sang-hyunは、「AI業界の負債ブームの中でのSpaceXの資金調達が、AI主導の借入リスクに関する市場の懸念を再燃させた」と述べ、さらに「大規模投資がハイパースケーラー企業を中心とするものになれば、最終的にAI企業間の価格競争がより激化し得る」と付け加えました。
FAQ
5月16日にSpaceXの株価がIPO価格を下回った原因は何ですか?
SpaceXの株価は5月16日にIPO価格$135を下回り、5日連続の下落の後、$131.11で引けました。下落は、投資家の利益確定、負債で賄うAI投資への懸念、そしてテック株に影響し得る米連邦準備制度の利上げ観測によって引き起こされました。
SpaceXのQ2決算発表はいつ予定されていますか?
SpaceXのQ2決算発表は8月の第1週に予定されています。決算発表後2取引日から、機関投資家が保有するロックアップ株のうち最大20%が市場に放出されます。