PANewsによると、米国最大の送電網運用事業者であるPJMインターコネクションは本日、大口電力消費者向けに需給管理システムの調整を提案した。新しい枠組みでは、AIデータセンターが事前に十分な電力リソースを確保できない場合、電力逼迫(ストレス)局面で供給削減を受けるか、もしくは強制的にグリッドから退出させられる。これは、大規模停電の発生を防ぎ、設備容量コストを住宅の顧客へ転嫁することを回避することを目的としている。
PJMは、自社のサービスエリアにおけるデータセンターの電力需要が2038年までに約70ギガワット増加すると予測している。一方で、この地域では2022年以降に約15ギガワットの発電能力を失っている。運用事業者は、9月に「信頼性リザーブ調達(reliability reserve procurement)」のオークションを実施し、7ギガワットの需給ギャップを埋める計画で、費用はデータセンター側が負担する。さらにPJMは、エネルギー供給を確保するため、データセンターに発電事業者と長期(ロング)の電力契約を締結するよう働きかけている。