Nvidia(輝達)がスウェーデンのAIリーガルテック新興企業Legoraに正式に投資し、Series Dラウンドの増資の一部として出資した。今回の増資額は5,000万ドルで、Legoraの総調達額は6億ドルに達する。今回の資金調達後、Legoraの企業評価額は56億ドルとなった。Nvidiaのほかにも、Atlassian、Adams Street Partners、Insight Partnersがこのラウンドに参加している。Legoraは過去12か月で8億ドル超を調達しており、ハリウッド俳優のジュード・ロウ(Jude Law)がブランドアンバサダーとして起用されることで、世界的な知名度を築いてきた。
Nvidiaが投資するAIリーガルテックLegora
LegoraがCNBCに独占で明かしたところによると、Nvidiaの投資はSeries Dラウンドの増資の一部で、金額は5,000万ドルだ。これは輝達によるリーガルテック領域での初の投資で、投資金額は公表されていない。今回の増資は3月に最初の募集が完了した後に実施され、Legoraの総調達額は従来の5.5億ドルから6億ドルへと増えた。56億ドルという評価額から見て、この増資は短期的にLegoraの評価額を大きく押し上げ、市場がAIリーガルテック分野に強い期待を寄せていることを反映している。
多様な投資陣が示すAIリーガル領域の魅力
今回の増資に参加した投資家には、ソフトウェア大手のAtlassian、プライベート資産運用会社のAdams Street Partners、著名なテック投資機関のInsight Partnersが含まれる。Atlassianの参加は特に注目される。なぜなら同社自体がプロジェクト管理とコラボレーションのソフトウェアを提供しており、Legoraへの投資は、そのAI能力を既存の製品エコシステムに統合する狙いがある可能性があるからだ。Adams Street Partnersはオルタナティブ投資に注力する資産運用会社であり、その参加は機関投資家がAIリーガルテック市場を長期的に見込んでいることを示している。
Legoraのプロダクトの位置づけと市場の競争環境
Legoraは法律業界向けに設計されたAIツールの開発に取り組んでいる。目的は、法的文書の審査、契約分析、法律調査などのプロセスを自動化することだ。過去1年で、Legoraのチームは40人から400人へと増員されており、ストックホルム、ロンドン、ニューヨーク、デンバー、シドニー、バンガロールに分散している。法務産業は毎年、世界で膨大な文書処理需要を生み出しており、従来は大量の弁護士や法務アシスタントによる手作業の審査に依存してきた。LegoraのAIソリューションは、法律サービスのコストを下げ、効率を高めることを狙っている。同社によれば、年間経常収益は最近1億ドルを突破し、現在はバークレイズ銀行などの大企業の法務部門にいる数万人の法律専門家、ならびにWhite & Case、HSFK、Linklatersといった有力法律事務所にサービスを提供している。
ジュード・ロウ(Jude Law)がグローバルのブランドアンバサダーに
英国で著名な俳優ジュード・ロウ(Jude Law)は現在、法律AIのスタートアップ企業Legoraのグローバルなブランドアンバサダーを務めている。この2者の関係は主に、成功を収めたマーケティング活動によるもので、最も大きなクリエイティブの核となっているのは彼の姓である「Law(法律)」が、会社の法務領域の業務と完璧にかみ合っている点だ。広告のスローガンは次のとおりだ。
Law just got more attractive.(法律が、もっと魅力的になった。)
この記事「輝達がスウェーデンのAIリーガルテック新興Legoraに投資、ジュード・ロウが世界のブランドアンバサダーに」が最初に登場したのは「鏈新聞ABMedia」。
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