マイクロソフトは7月20日、先進的なモデル推論ワークロードを支援するため、Azureクラウド基盤上にAMDのHeliosラックスケールAIソリューションを導入すると発表した。Heliosシステムの価格は500万ドル〜550万ドルで、NvidiaのVera Rubinアーキテクチャの推定価格(350万ドル〜400万ドル)より約40%高い。それにもかかわらずマイクロソフトはAMDのフルスタック・ソリューションを選択しており、クラウド事業者がAIインフラを評価する方法が変わりつつあることを示している。つまり、単価よりも総保有コスト(TCO)と推論効率を優先する方向だ。
AMDのデータセンター売上は2026年Q1に57%増の58億ドルとなり、同社は現在、Heliosの利用企業として世界の上位10社のうち8社を数えている。Meta、OpenAI、Oracleを含む。ただしNvidiaのCUDAエコシステムと最適化された分散推論フレームワークは依然として競争力のある強みだ。AMDのソフトウェア・エコシステムの成熟度が、ロング(長期)において価格支配力を維持するうえで重要になる。