ソシエテ・ジェネラルのリスク戦略担当者によると、地政学的緊張の再燃を背景に、7月24日時点でユーロ圏のソブリン債利回りスプレッドは想定される季節的な縮小を示していないという。担当者は、通常の季節パターンは投資家が利回りカーブ・スティープナーのポジションを保有することに慎重であるため、投資家間では顕在化していないと指摘。そうした見方は、夏以降に新規発行が見込まれることや、政治的不確実性の高まりを理由に挙げた。
フランスおよびドイツの10年物利回りスプレッドは、夏の間は概ねレンジ内で推移しそうだが、ファンダメンタルズの弱さ、債券供給の厚み、見通しづらい投資家需要を踏まえると、市場には警戒が必要だとしている。イタリアとドイツのスプレッドは原油価格と連動した状態が続いており、担当者はショートエンドの債券価値を選好している。