上場企業のEmpery Digital Inc.は、5月7日以降に平均約62,200ドル/コインで1,400ビットコインを売却し、今週のSEC提出書類によれば、粗収入はおよそ8,710万ドルにのぼった。同社は7月7日に未払いの負債を返済するために1,000万ドルを充て、残額は事前に発表していた不動産の取得および、継続中の株主による訴訟に伴う法的費用に充当する予定だ。この取引により、Empery Digitalのビットコイン・トレジャリーはほぼ半減し、暗号資産の保有を純粋に長期投資として扱うのではなく、従来型の財務上の義務のための流動性源として暗号準備を位置づける動きが、法人のビットコイン保有者の間で強まっていることを示している。
Empery Digital、5月7日以降に1,400ビットコインを売却
Empery Digitalは、5月7日以降に1,400BTCを平均約62,200ドル/コインで売却し、粗収入はおよそ8,710万ドルになったと明らかにした。今回の売却で、同社のビットコイン・トレジャリーはほぼ半減した。
会社が資金を負債と不動産案件へ配分
粗収入8,710万ドルのうち1,000万ドルは、7月7日に未払いの負債の返済に充てられた。残額は、以前に発表していた不動産の取得(売買契約の完了待ち)と、同社の直近四半期報告書で開示された株主訴訟に起因する法的費用、ならびに一般的な運営コストに充当される予定だ。
Empery Digitalは7月10日時点で1,514BTCを保有
7月10日時点で、Empery Digitalが保有していたのは1,514BTCで、現在の評価額は約9,650万ドルに達しており、現金は約7,390万ドルだった。提出書類によれば、債務ファシリティではなお4,500万ドルが未払いのままだという。
企業、AIデータセンター転換に対する25%の持分を発表
6月30日に発表された6,500万ドルの不動産案件は、「戦略的に位置するミッドウェストの施設を最先端のAIデータセンターに転換することを目的とし、民間企業への25%の出資 [stake]」に関するものだ。Empery Digitalの共同CEOであるRyan Lane氏は声明でDecryptに対し、「この投資は、当社が今後どのように資本を配分していくかの方針の転換を示しており、株主にとって最大の価値を提供することに注力する中で、その意図を示唆している」と述べた。
配当支払いのためにビットコイン保有分から売却する戦略
この開示は、ビットコインの法人保有者が、自身の暗号資産準備を流動性源として捉えるようになりつつある実態をうかがわせる。つまり、資産を純粋に長期投資として保有するのではなく、従来型の財務上の義務を満たすために持ち高を売却している、ということだ。最も象徴的な例が、ビットコイン大手Strategyによる、5,400億ドル規模のBTC保有(いわゆるBTC stash)からの最近の売却だ。これは、優先株の募集に伴う配当支払いを資金面で賄うために行われ、同社の財務的コミットメントを履行する能力に関する懸念を冷ます狙いがある。こうした不安は、ここ数週間でStrategyのMSTR普通株とSTRC優先株の株価を下押しする要因になっていた。
EMPD株、金曜に2%上昇
Empery Digital(EMPD)株は、金曜のこれまでのところ約2%上昇している。Yahoo Financeのデータによると、直近の取引は3.87ドルだった。株価は直近1か月で14%以上上がっている一方、今年に入ってからは約15%下落している。
FAQ
Empery Digitalは5月7日以降にどれくらいのビットコインを売却した?
Empery Digitalは、5月7日以降に1,400BTCを平均約62,200ドル/コインで売却し、粗収入はおよそ8,710万ドルになった。
Empery Digitalはビットコイン売却の資金を何に使った?
同社は7月7日に未払いの負債を返済するために1,000万ドルを使用した。残額は、以前に発表されていた不動産の取得、株主訴訟に起因する法的費用、ならびに一般的な運営コストに充当される予定だ。
Empery Digitalは7月10日時点でどれくらいのビットコインを保有している?
7月10日時点で、Empery Digitalは1,514BTCを保有しており、現在の評価額は約9,650万ドルで、現金は約7,390万ドルだった。債務ファシリティにはなお4,500万ドルが未払いのままだ。