CITIC証券のリサーチレポートによると、2026年7月17日時点で同社は、中国のAI関連資産に対する再評価の機会があると見ており、香港のインターネット分野で収れん(レンジ下限への回帰)と回復が進むと予想している。ハンセンテックおよび中国インターネット指数は、それぞれ年初来で16%・29%下落しており、ハードウェアの同業他社(ハードウェア関連)の値動きに大きく後れを取っている。だが、7月上旬以降は、こうした格差の拡大傾向が反転し始めている。ハンセンテックは3.4%上昇した一方、中国インターネット指数は12%上昇した。背景には、Hyperscaler(ハイパースケーラー)モデルの商用化に向けた調整が進む中で、グローバルの資金がハードウェアからクラウドやアプリケーションへとシフトしていることがある。
CITICは、この業界が2026年下期に利益の転換点(インフレクション)を迎えると見込んでおり、コンセンサスでは2026〜27年の利益成長率がそれぞれ11%・22%と予測されている。ハンセンテックはNTM(向こう12か月)PERが18.9倍で、過去5年の分位では27.5番目に位置している。ポジティブな材料としては、中国のAIモデルの新たなバージョン(例:Kimi K3)が挙げられる。これにより、グローバルの主要フラッグシップモデルとの差が約3か月まで縮小されている。また、アプリケーション、モダリティ、デバイス全般への拡大が進み、AIの浸透度合いを継続的に深めると同時に広げていくことで、持続的なAI普及の厚みと幅が支えられる。