2026年7月20日06:30-06:45(UTC)に、BTCは15分以内に0.47%下落し、価格は63,770.5-64,148.7 USDTの範囲まで後退した。振幅は0.59%で、市場のリスク回避ムードが明らかに高まった。
今回の値動きの主な要因は、米・イランの軍事衝突が継続的に激化していることだ。米国はイランに対し連続9夜目の軍事攻撃を実施し、標的を道路、トンネル、鉄道、港湾などのインフラにまで拡大した。衝突は7か国の範囲に及んでいる。元NATOの指揮官は、スエズ運河が次の標的になる可能性があると警告しており、世界貿易ルートのリスク上昇が市場の懸念をさらに強めた。米軍はヨルダンで少なくとも2名の兵士が死亡した後、報復的な攻撃を行っており、地政学的不確実性が資金をリスク資産から流出させている。
一方で、米連邦準備制度(FRB)の利上げ観測が急速に強まっている。クリーブランド連銀総裁Hammackなど複数の当局者が利上げを示唆し、CME FedWatchツールでは12月の利上げ確率が82%に達している。ブレント原油が1バレル90ドルを突破し、さらにインフレ期待を強化した。ドルの魅力度が上昇し、BTCなど無利息資産に対するバリュエーションの下押し圧力がかかっている。テクニカル面では、1時間・4時間の移動平均線がいずれも強気の並びを維持しており、中短期の構造はいまだ崩れていないことを示している。現在の押し目は、強気トレンド内での通常の戻りとみられる。もっとも、板の厚みは極めて薄く、売買の深さ比はわずか0.27。64,160ドル付近には大型の売り注文の壁が0.3938 BTCで0.3938 BTC分(前5ティア合計の93.8%)掛かっており、短期の反発には障害となっている。
現時点で注目すべきは、米・イランの衝突がさらに激化するかどうか、FRB当局者の発言が示す金利シグナル、ならびに64,080ドルのサポート水準の維持状況だ。