最近金価格の動きを見ていて、気になる点があった。XAU/USDは約4,660ドル付近にあり、正直かなり不安定に見える。数週間の持ち合いの後、弱気派が勢いを増しているようで、チャート上に無視できない警告サインも見えている。
テクニカル的な状況は明らかに弱まってきている。金価格は上昇を支えていた重要なトレンドラインを割り込み、現在は50日移動平均線を下回っている。これは通常、何か動きが出るサインだ。モメンタム指標も下降に向かっており、RSIとMACDはともに日足で弱気に転じている。これから売り圧力が加速し始める可能性が高い。もし4,620ドル、つまり100日移動平均線を割り込むと、4,550ドルまで下落する展開も想定される。一方、金価格が4,700〜4,720ドルを回復できれば、状況は変わるだろう。
この状況を難しくしているのはマクロ環境だ。金は利回りを生まないため、金利が長期間高止まりすることは大きな逆風だ。しかし、構造的な支えも存在する。中央銀行は依然買いを続けているし、地政学的緊張も続いている。さらに、通貨の価値毀損への懸念も根強い。つまり、FRBが金利を高止まりさせる一方、安全資産としての需要もある、という綱引きの状態だ。
オプション市場を見ると、4,600ドル以下のプット買いが多く入っているのがわかる。これは、プロたちがより大きな下落に備えてヘッジしている証拠だ。大手銀行のア
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