Vodafoneは本日、地域の需要や状況に基づいて自律的に無線のカバー範囲を調整する、AI搭載のモバイルアンテナシステムを試験導入していると発表した。韓国企業HUMAX Networksが製造したロボットアームを備えた「自ら考える」アンテナは、アンテナを回転または傾けるためのアルゴリズムを用いて4G/5G信号を最適化し、調整に要する時間は手動での変更が数週間かかるのに対して20〜30分だという。
アルバニアのティラナにある試験サイトでは、実世界での活用が実証されている。日中はアンテナがショッピングセンターに電波を提供し、その後、インターネット需要がピークとなる夜には自動的に近隣の住宅地へカバーを切り替える。Vodafoneのモバイルアクセス・エンジニアリング部門ディレクターであるFrancisco Martin Pignatelli氏によれば、AIアルゴリズムは「人の介入なしに無線アンテナを調整し、カバー範囲と容量を最適化できる」ものであり、通信分野におけるPhysical AIの早期の例だとしている。