7月23日、USD/JPYは163円水準の直上でサポートを試し、午後1時41分時点で163.052円で取引されており、前のセッションから0.04%下落した。日本の財務大臣の片山さつきは2日連続で口先介入の警戒を発し、必要であれば当局は円安に対して毅然と対応する方針だと述べた。一方で、日本銀行は円安の進行とインフレリスクへの懸念から、市場が見込む半年に1回程度よりも速いペースで利上げを行う可能性があるとの報道も出ている。しかし、欧州中東の緊張を背景に国際原油価格が上昇し、日本の貿易収支が悪化するとの見方が強まり、円高の勢いは限定的だった。東京時間中にWTI原油は2%超上昇し、1バレル88ドル台のレンジに到達した。
財務大臣 片山氏が2日連続で口先介入を実施
片山さつき財務大臣は記者団に対し「私たちの立場は全く変わっていない」と述べ、必要であれば当局は円安に対して毅然と対応する方針だと2日連続で繰り返した。こうした発言は、日本の介入の可能性に対する市場の警戒感が強まっている中で出てきた。
BOJは市場予想を上回るペースで利上げを加速する可能性
前日の海外メディア報道では、日本銀行は市場の想定(概ね半年に1回)よりも速いペースで利上げを行う可能性があるとされた。報道によれば、BOJは円安に対して警戒しており、物価が想定以上に上昇するリスクを懸念しているという。
中東の緊張を背景とする原油高が円高を抑制
USD/JPYは、東京市場が株式市場のオープン直後に下落に転じる前に、まずは方向感を探った。163円を一時的に割り込み、日中安値として162.994円を付けた後、低位の163円台レンジに戻った。米大統領ドナルド・トランプは現地時間、イランがホルムズ海峡で船舶を攻撃する場合、米軍が橋や発電所を攻撃する用意があると述べた。ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物は東京時間中に2%超上昇し、1バレル88ドル台の最高値を記録した。中東での紛争を背景に国際原油価格が上昇し、日本の貿易収支が悪化するとの見通しが続き、円売り・ドル買いを後押しした。
米利上げ観測がドルを下支え
米国の金利上昇期待の高まりと、米国債利回りの急上昇がドルに追い風となった。次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ実施確率が、先物市場に反映される形で30%を超えた。
その他の通貨ペアはまちまちの動き
EUR/JPYは186.42円で、前のセッションから0.13%上昇した。EUR/USDは0.21%上昇して1.14334ドルとなった。ドル指数は0.14%下落して100.959だった。
よくある質問
7月23日にUSD/JPYはどの水準まで到達しましたか?
7月23日午後1時41分時点で、USD/JPYは163.052円で取引されており、前のセッションから0.04%下落した。また、日中安値として162.994円まで下げた。
なぜ片山財務大臣は口先介入の警戒を発したのですか?
片山さつき財務大臣は2日連続で、必要であれば当局は円安に対して毅然と対応する方針だと述べた。「私たちの立場は全く変わっていない」として、潜在的な日本の介入に対する市場の警戒感が強まっていることを踏まえ、記者団にそう伝えた。