Business Insiderによると、台湾の半導体メーカーTSMCは7月16日にADRが約6%下落した。第2四半期の業績が予想を上回り、通期ガイダンスを引き上げたにもかかわらず、投資家がAI関連の設備投資(capex)計画の拡大に注目したためだ。同じ週にサムスンも同様の「リバウンド売り」の圧力に直面したが、過去最高の利益と強い成長見通しを公表していた。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX)やDRAMに連動するRoundhill Memory ETFは、6月22日以降大きく下落している。一方で、「ビッグ7」のクラウド大手――MetaやMicrosoftを含む――は同期間で上回ってきた。市場の焦点はバリュエーション(株価評価)に移っている。半導体株はより厳しいマルチプルと、設備投資への感応度の高まりに直面する。一方、過去に支出を巡る批判を受けていたクラウド事業者は、相対的なバリュエーションの低さにより恩恵を受けやすく、資金のローテーションが起きやすい環境が生まれている。