トランプ政権は金曜(7月24日)、60の経済圏を対象に新たな関税措置の一斉実施を発表した。税率は10%から12.5%の範囲で、今後追加の措置が続く見通しだ。米通商代表部(USTR)は、1974年通商法のセクション301に基づく「過剰供給(excess capacity)」に関する継続的な調査を実施しており、既存の関税に上乗せされる形で、さらなる関税につながると見込まれている。
同日、トランプは、米国のテック大手GoogleとAppleに対するEUの大規模な制裁金を理由に、EUを対象とするセクション301の調査を開始すると脅し、「EUに対して大規模な関税」を課すと誓った。ドイツ銀行のマクロ経済リサーチ責任者ジム・リードは、これらの関税は定期的な見直しが必要とはいえ、裁判所によって無効とされた先行措置よりも「法的裏付けがはるかにしっかりしている」と指摘し、また関税が「米国の経済政策における恒久的な手段」へと徐々に変わりつつあると述べた。