台湾の国防自主と無人作戦能力に新たな進展。アメリカの国防AI企業Shield AIは11日、台湾の国立中山科学研究院(中科院、NCSIST)と協力契約を締結し、同社のコア人工知能プラットフォームHivemindを台湾の自主開発無人システムに導入、国内でのAI飛行制御と自主作戦能力の開発・検証・実運用を加速させる。
注目すべきは、Shield AIの創設者Brandon Tsengはアメリカ籍の華人三代目で、中文名は曾國光。台湾出身の外交官家庭に育ち、米海軍SEALチームに勤務経験も持つ。インタビューで彼は、父親が台北出身で、祖父は第二次世界大戦中に対日作戦に従事し、その後国民政府とともに台湾に渡り外交官として南米各国に長期駐在していた家族背景を語った。台湾との深い縁がある。
Shield AI、NCSISTの無人機隊支援
今回の協力の焦点は「AIパイロットの現地化」。協定によると、中科院はHivemindプラットフォームを活用し、自律任務と多機協同作戦を実行可能な国内AI飛行制御システムの開発を加速し、台湾自主開発の多種無人搭載機に統合する。将来的には単一の地上管制所から一人の操作者が複数の無人システムを監視・指揮できるようになり、人員負担を軽減し作戦効率を向上させる。
Shield AIはまた、Hivemindソフトウェア開発ツールキットを通じて中科院のAI機能統合を支援するほか、多用途無人システムのデモとテストに適した既成の統合ソリューションも提供し、実任務環境下での安定運用を確保する。
国防新興企業Shield AI、101にオフィス設立
Shield AIの共同創設者Brandon Tsengは、同社が台北101にオフィスを設置し、地元のハイテク人材の積極採用と台湾の国防・産業エコシステムへの長期投資を進めていると述べた。彼は、中科院との協力を通じて、先進的なAI飛行制御能力を持つ無人機隊を構築しており、GPSや通信が妨害された場合でも無人機は自主的に協同作戦と任務完遂が可能になると強調した。「今後5年間で、Shield AIは台湾への投資を拡大し、台湾の防衛能力向上を支援していく。」
Shield AIのコアシステムHivemindは感知・決定・行動の能力を備える
HivemindはShield AIの中核人工知能システムで、「感知・決定・行動」の三大能力を持つ。従来の事前設定された航路に従って飛行する自動運転システムと異なり、Hivemindはリアルタイムで航路を再計画し、禁航区域や障害物を避け、突発的な環境変化にも対応して無人で安全に任務を完遂できる。模擬訓練やAI開発ツール、エッジコンピューティング能力を融合し、GPSや通信が制限・中断された複雑な環境でも安定した運用を維持する。
同社は昨年、漢翔航空工業(AIDC)と協力覚書を締結し、製品の台湾展開と運用支援を推進、台北にオフィスを設立したことから、技術導入から現地長期運営への戦略的移行を示している。
この文章は、アメリカの防衛新興企業Shield AIが中科院と協力し無人機隊を構築、創業者の曾國光の台湾との縁を明かす内容で、最初に「鏈新聞 ABMedia」に掲載された。