中東情勢がさらに油運リスクプレミアムを押し上げる可能性 VLCCの日次賃料動向に注目

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財聯社3月1日訊(記者 胡皓琼)中東の政治情勢が緊迫化し、リスクプレミアムをさらに押し上げる可能性がある。最近、石油輸送市場は活況を呈し、地政学的動乱と相まってVLCCの日次賃料は高騰し、20万ドル/日を突破した。「地政学的要因により、市場の運賃は効果的に調整しにくくなる可能性がある」と中信期貨の首席アナリスト武嘉璐は財聯社の記者に語った。今後もイスラエルとイランの緊張状態の程度と持続性、そしてホルムズ海峡の通航が正常に維持されるかどうかに注目する必要がある。

バルト海取引所のデータによると、2月26日現在、BDTI(バルト海原油輸送指数)のVLCC TD3C航線のTCE(等価期租金)は20.9万ドル/日で、2020年4月以来の最高値を記録した。

武嘉璐は分析し、一方で需要側は全体的に堅調で、長距離航線の需要は良好であり、原油価格の上昇予想が輸入需要を前倒しさせる可能性があると指摘する。ただし、高油価が需要に逆行する抑制効果も注視すべきだ。もう一方で、供給側は、前期のVLCC運力の増加ペースの遅さや船舶の老朽化といった中長期的要因に加え、短期的には制裁対象の油船の規模が継続的に拡大し、貯油運力が高水準で推移していることが、市場供給をやや抑制している。

供給側の市場運力状況については、クラークソン研究のデータによると、2026年初までに、世界のVLCC船隊の20年以上の船齢を持つ船の割合は約20%、15年以上は42%に達する見込みだ。2026年の船隊の引き渡し量は2025年と比べて増加し、船隊規模は前年比3.2%増となる。

また、運賃市場の活況と取引の盛り上がりにより、油船の中古船価格は継続的に上昇している。2月末時点で、クラークソン研究の油船中古船価格指数は今年初めと比べて約9%上昇し、その中でも10年船齢のVLCC原油油船の中古価格は年初比で20%以上の上昇を示している。

この影響で、A株の油運セクターでは、中遠海能(600026.SH)や招商輪船(601872.SH)の時価総額がそれぞれ1000億元を突破した。前者は春節以降株価が21.4%上昇し、後者は33.2%上昇している。

注目すべきは、現在市場がホルムズ海峡の封鎖を懸念している点だ。その影響については以下の通り:

油運運賃の閑散期に上昇、また海運の「喉」とも呼ばれる重要航路の封鎖の可能性も?

油運市場以外では、集運市場に関して、機関投資家や貨物代理店の関係者は財聯社の記者に対し、中東情勢の影響で中東航路の集運運賃は上昇する見込みだと述べている。

一方、報道によると、フーシ派武装組織は紅海航路への攻撃を再開する模様だ。現地時間2月27日、巨大船舶運航会社マースクは、紅海地域の運航環境に予測不可能な制約があるため、ME11およびMECL航線の一部便を一時的に調整し、喜望峰経由に変更すると発表した。なお、1月中旬には、マースクはMECL航線のスエズ運河への再進入を発表していた。

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